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2021.08.19NSCA-CPT対策

NSCA対策〜救急処置について〜

みなさんこんにちは!

ASPトレーナースクールの新垣です!

 

ここ最近は暑い日が続いており、トレーニングや運動中の体調管理もより重要性を増してきましたね!

本日は、夏場に発生しやすい症状と、その症状に対する応急処置に関する問題を一緒に解いていきましょう!

試験合格に向けても、現場でのクライアントの安全を守るためにも非常に重要な内容となります!

 

それでは早速問題を解いていきましょう!

 

①エクササイズ中に労作性熱中症で倒れたクライアントがいる。トレーナーがクライアントに対して行う応急処置として最も適切なのは次のうちどれか?

 

A:回復体位を取らせる

B:頭を心臓よりも高くする

C:鼠蹊部や頸部の血管を冷やす

D:心臓マッサージを行う

 

 

正答:C

 

解説

熱中症とは

熱中症とは体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状の総称のことです。

過度な体温上昇によって、体の機能が適切に働いていない状態になりますので、いち早く『冷却処置』を行う事が大切です!

特に鼠蹊部や頸部には太い血管が多く熱が溜まりやすい場所なので、氷枕や氷嚢などを用いて熱や炎症を取り除くようにしましょう!

症状の程度によっては命に関わる危険性もあるため、必ず医療機関の診断を受けさせるようにしましょう!

特に気温が上昇してきたこの季節には、遭遇することの多い症状です!

この機会に適切な対処法を身につけておきましょう!

 

②トレーニング実施中に捻挫をしてしまったクライアントがいる。急性期(受傷後48~72時間)に行うべき応急処置として不適切なものはどれか?

 

A:安静

B:保温

C:挙上

D:圧迫

 

 

答え:B

 

解説

スポーツ外傷を負った際は、『RICE処置』と呼ばれる応急処置を行います!

 

RICE処置とは

R:Rest (安静)

患部への衝撃を最小限にし、腫脹(はれ)や血管・神経の損傷を防ぐことが目的です。

I:Ice (冷却)

患部を冷やし体温を下げることで、腫脹や痛みを軽減することが出来ます。また2次性低酸素障害(細胞壊死や腫脹)を抑える効果もあります。

患部を温める行為や、熱を逃がさないような行為は、炎症反応を誘発し逆効果になってしまうので注意が必要です。

C:Compression (固定)

スポンジやテーピングパッドで患部を圧迫することで、内出血や腫脹を抑えることが出来ます。

E:Elevation (挙上)

患部を心臓よりも高い位置に保つ事で、患部への血流を抑制できるため、炎症を軽減したり、内出血による腫脹を防ぐことが出来ます。

 

まとめ

トレーニングや運動処方を行っていく上で、熱中症やスポーツ外傷・障害のリスクは常につきまとってきます!

こういった場面に遭遇した際に、いかに適切な処置を行えるかによってクライアントの予後を大きく左右します!

もしもの時に、慌てず適切な対処を行いクライアントを助けてあげれるように、正しい知識と対処法を身につけておきましょう!

本日は以上となります!次回の投稿もお楽しみに!(^ ^)

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