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2021.09.21NSCA-CPT対策

NSCA対策_11章 ~キャリパー法について~

みなさんこんにちは!!

ASPトレーナースクール峯村です!!

季節の変わり目で外気温の変化も大きくなってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

今回は11章から、「キャリパー法」についての出題です💡

 

キャリパー法と聞いてパッと頭に思い浮かびますか?

・・・そうです!!あの皮膚を挟むアレです!!😄

正確に言うとキャリパーという器具で皮下脂肪組織の厚さを測定する体脂肪率測定法のことですね✅

実際に見る機会が少なくイメージしづらい部分ではありますが、しっかり押さえておきましょう。

それでは問題です!!

 

問)キャリパーで皮脂厚を計測する際の扱い方に関して誤った記述はどれか?

a.斜めにつまむ部位もある

b.キャリパーで圧をかけてから4秒以上保持する

c.皮膚は親指と人差し指でつまむ

d.測定は各部位2回行う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答)b.キャリパーで圧をかけてから4秒以上保持する

みなさん正解できましたでしょうか??

 

改めてキャリパー法を実施する上での注意点をみていきましょう!!

・身体の右側で計測する

・運動前で皮膚が乾燥している状態が望ましい(運動後は水分状態が変化してしまうため)

・測定位置に目印をつけて測定する部位から1cm離れた位置を親指と他の指でつまむ

・つまんだ皮膚を保持しキャリパーで挟む(圧をかけてから1~2秒で計測)

・各部位最低2回計測する(2mmまたは10%以上の誤差の場合は再度測定)

以上になります!!覚えていましたか?? 

 

 

そしてNSCAでは測定部位やつまみ方も決まっているのでそちらも確認していきましょう!!

胸部→腋窩前線と乳頭のラインの中間を斜めにつまむ

腋窩→剣状突起下端と腋窩のラインの交わる点を垂直につまむ

上腕背部→肩峰と肘頭の中間を垂直につまむ

肩甲骨下部→内側縁の延長線上、下角から1~2cm下を斜めにつまむ

腹部→へそから2cm離れた側部を垂直につまむ

腸骨上部→腋窩のラインとぶつかる腸骨上部を斜めにつまむ

大腿部→股関節と膝関節の中間の大腿部前面を垂直につまむ

下腿内側部→膝を90度に曲げて下腿最大囲の位置を垂直につまむ

 

全部で8つの測定部位がありそれぞれつまみ方が決まっています。

胸部、肩甲骨下部、腸骨上部は斜めに、それ以外の部位は垂直につまみます。

 

さらに性別によっても測定部位が違います!!

男性:胸部、腹部、大腿部

女性:上腕背部、腸骨上部、大腿部

 

これは脂肪がつきやすい部位に男女で差があるため、測定部位が違うと考えられます。

実際に上腕背部は男性よりも女性の方が脂肪がつきやすいという研究結果もあります!(出典:「1996,Minzoku Eisei 第62巻 第2号,Yasukawa Michio」より)

 

このようにキャリパー法は測定部位によってつまみ方が決まっていたり、性別によってもつまむ部位が決まっています。

ただ暗記するのもいいですが、なぜその測定部位、つまみ方なのかを考えながら覚えると頭に残りやすいですね💡

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

キャリパー法は注意点や測定部位、つまみ方など細かく決まっています✍🏼

測定機器のキャリパーさえあればどこでも測定することができるのがキャリパー法の良いところです!

一方で、検者の皮膚のつまみ方や被験者の皮膚の張り具合が影響し測定精度が低くなる可能性もあります。

11章ではキャリパー法の他にインピーダンス法やウエストヒップ比など様々な測定法があるので、それぞれの特徴を理解して問題を解いていきましょう!!

 

今回は以上になります!!

次回の投稿もお楽しみに👏🏻

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