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2021.03.16NSCA-CPT対策

NSCA基礎知識 〜運動単位〜

こんにちは!暖かくなってきましたね!

ASPトレーナースクールの牧子です!

 

本日もNSCAの勉強をしていきましょう!

テーマは「運動単位」について

 

運動単位について

ここはトレーナーの勉強をしていても「??」となる部分だと思います。

(現に、私も勉強当初は「???」でした。)

 

結論から言うと、

・筋肉は「1つの運動神経と、それが支配する筋線維の集団」で出来ている(=運動単位)

・運動単位のサイズによって、発揮できる力が変わる

・身体の部位ごとに、適した運動単位を持っている

という様にまとめることが出来ます。

 

これだけだと難しいので、一つずつ落ち着いて見ていきましょう。

(ここで知っていただきたいのはあくまで「運動単位とは?」という部分であり、それ以上の発展(サイズの原理など)は別ブログでご紹介させていただきます。)

 

 

運動単位とは

上記に、

『筋肉は「1つの運動神経と、それが支配する筋線維の集団」で出来ている(=運動単位)』

と書いてあります。

 

筋肉は必ず神経と繋がっており、それを介して信号が伝わることで動きます。

この神経が「運動神経」で、脊髄の中にある運動神経細胞というところから突起(軸索や神経線維)が伸ばされます。

そこから、いくつも枝分かれしながら複数の筋線維へと伸びています。

 

つまり、一つの神経細胞が活動して神経線維から指令が送られると、それにつながる筋線維がすべて収縮します。

いかなる時でも1つの単位として働くので、1つの運動神経が支配する筋線維の集団運動単位と呼ばれるわけです。

 

サイズによって、発揮できる力が変わる

運動神経が支配している筋線維の数は、筋肉によって違っています。

一つの運動神経が20本程度の筋線維を支配している場合もあれば、2,000本もの筋線維を支配している場合もあります。

 

ここで覚えておきたいのが「神経支配比」という言葉で、一つの神経細胞が支配する筋線維の数のことをいいます。

この神経支配比が大きい/小さいで表現が変わってきます。

 

大きなもの=サイズの大きな運動単位

小さいもの=サイズの小さな運動単位

 

サイズの大きな運動単位→一つの神経細胞が活動しただけで、たくさんの筋線維を収縮させる=発揮できる力が強い

サイズの小さな運動単位→一つの神経細胞が活動しても、少ない筋線維しか収縮できない=発揮できる力が弱い

 

このように、サイズの違う運動単位を持っているのには理由があります。

それは、運動の目的によって動かす部位が異なるからなのです。

 

部位ごとに適した運動単位

上記の通り、サイズによって発揮できる筋力が強いか弱いかが決まります。

つまり、

お尻や太ももの筋肉はジャンプやランニングなどで使われるため、運動単位が大きい=発揮できる力が強い

顔や手の筋肉は細かい動きで使われるため、運動単位が小さい=発揮できる力が弱い

となっています。

 

また、1つの神経が動かす筋線維は少ないほうが器用に細かい動きを行いやすいため、指を細かく動かしたり表情を変えるのに有効となっています(手のひらの神経支配比:80、ふくらはぎの神経支配比:2,000)

 

運動の目的によって、筋肉の運動単位は異なっているということです!

 

 

今回は運動単位について取り上げてみました!

人間の体の不思議に触れられたと思いますので、運動単位を多く動員してトレーニング効果を高めていきましょう!

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