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2020.09.12NSCA-CPT対策

NSCA対策25章〜法的問題〜

こんにちは!

ASPトレーナースクールの小長井です。

最近は夏本番といったところで通勤しているだけで汗がにじみ出てきてしまいますね。
水分はこまめに取りながら勉強もトレーニングも頑張ってきましょう!

今回はNSCA25章の法的問題について解説していきます。

それでは早速問題です。

 

問題①

パーソナルトレーナーが1RM測定をトレーニング上級者にしていたところ、トレーナーが支えきれず、クライアントが膝に障害を負った。セーフティーバーは適切な高さに設定されていた。この時の責任は誰にあるか

A クライアント
B トレーナー
C トレーナー、クラブ側
D 全員

 

 

 

解答

C トレーナー、クラブ側

 

解説

トレーナーが補助を行う目的は以下です。

①安全の確保
②フォーム修正
③フォースドレップス

扱いきれない重量で1RMテストを行っている時点で【安全の確保】というトレーナーが補助を行う目的が果たせておりません。結果として、怪我をさせているため、トレーナーが責任を負うことになります。

さらにジム側も使用責任という観点から責任をとらなければなりません。

この類の問題では常にトレーナーに過失があったがポイントになります。
例えば、同じような問題でも地震など災害による予測不可能な事態が結果として、不運な事故を招いてしまった場合にはトレーナーが訴えられる可能性は限りなく低いです。
※このようなケースでもトレーナーは安全面で最善の策をとらなければなりませんが

問題ではトレーナーに過失がなかったか、安全面が確保されていたかの2つを念頭に解いてみてください。

 

 

 

問題②

本質的損害によって生じる訴訟において、最善の法的防御を提供するのはどの書類か

A 免責事項の書式
B インフォームドコンセント
C 将来発行する権利放棄
D ウェイバー

 

 

 

 

 

解答

B インフォームドコンセント

 

解説

インフォームドコンセントは【十分な情報(危険性、サービスの詳細、個人情報保護についてなど)を伝えられた上での合意】を意味する概念です。
※Informed(伝えられたことに)Consent(同意する)

①プログラムの詳細
②参加に伴う危険性と効果
③守秘義務
④参加責任
⑤書式に明記された条件の承諾

上記内容をトレーナーはクライアントに説明し、同意を得る必要があります。
提供されるサービスの内容について説明を受けたクライアントが十分に理解したうえで、クライアント自ら合意することで、ここの説明をしましたという事実が生まれ、結果としてこれが最善の法的防御となります。

ちなみに免責事項の書式とウェイバーは同意で、権利放棄書のことを指します。

どちらもトレーナーの身を法的に守る場合に必要ですが、訴訟を起こされる際の法的防御はインフォームドコンセントに署名をもらっていることになります。

 

 

 

まとめ

いかがであったでしょうか?

25章は法律的内容が色濃くとっつきにくい部分もあるかもしれません。

NSCA自体アメリカで発行されている資格であるため、致し方ないところもありますが、慣れてしまえばラッキー問題でもあります。

NSCAで高得点を狙う上では是非とって頂きたい章でもあるのでしっかり押さえていきましょう。

本日は以上となります。次回もお楽しみに!

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