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2020.11.22NSCA-CPT対策

NSCA~生理学~

こんばんわ!

ASPトレーナースクールの田口です。

暖かく過ごしやすい日々が続いておりますね♪みなさま勉強の調子はいかがでしょうか?^^

今回の内容はNSCAの生理学「エネルギー供給機構」についての問題とその解説になります!

NSCAの中でも難しい内容となっておりますが、分かりやすくなるよう解説させていただきます♫

それではやっていきましょう!

 

問題:乳酸生産の原因となるものはどれか?

a.ホスファゲン機構

b.遅い解糖系

c.速い解糖系

d.脂質の酸化

e.ATP-CP系

回答:C. 速い解糖系

筋肉が動くためにはエネルギーが必要です。そして、そのエネルギーはATPという分子が分解される時に発生します。ATPの数は運動するにつれて失われていってしまいます。そのためATPを補給するメカニズム(供給機構)が必要になってきます。それではそれぞれのメカニズムの説明していきます🎶

aのホスファゲン機構とはATP-CP系とも呼ばれます!

ATPは筋肉を動かすエネルギーですね。筋肉にはATPが元々存在しています。ATP-CP系は、筋肉に元々存在するATPとクレアチンリン酸=CPを利用して、エネルギーを得ようとするものです。ATPは分解されるとエネルギーを放出して、リン酸=P1個分離したアデノシン二リン酸=ADPとなります。

反応式:ATP  ADP + P

ADPを再びATPに再合成してくれるのがホスファゲン機構です。その仕組みが、以下の式です。

反応式:ADP + P  ATP+クレアチン

CPが分解されCとPになり、PがADPと結合し、ATP +クレアチンになります。これでまた活動できるようになるわけですね!

 

b,cの解糖系では、その名の通り糖質を分解してATPを再合成します。

乳酸ができるまで

速い解糖系ではグルコースという糖質を使って、リン酸とADPからATPを再合成します。

グルコース+P+ADP→ATP+乳酸イオン

ATPが生成され、エネルギーも入手出来るのですが、代償にあるものが発生していることが式から分かります。

再合成の過程で乳酸イオンも一緒に出来ているのです。

乳酸イオンとは、ずばり乳酸です。

 

遅い解糖系

運動強度が高く、酸素が十分に無い場合では、グルコースは解糖系でピルビン酸を経て、乳酸まで代謝が進みます。

しかし、運動強度が低く、酸素が十分にある場合では、解糖系はピルビン酸までで代謝が停止して、そのピルビン酸がアセチルCoAに変換されるのです。アセチルCoAはクエン酸回路というシステム内でグルグル回り、長時間エネルギーを生み出してくれます!つまり、酸素を十分に確保できるくらい運動強度が低ければ乳酸は発生しないのです♫

 

dの脂質の酸化については遅い解糖系とほとんど同じです!

酸化とは、ある物質が酸素と結びつくことの意で、ここでは脂肪と酸素が結びつくことの意味になります。

脂肪酸がアセチルCoAとなることでクエン酸回路からエネルギーを得られるという話でした。

脂肪の燃焼には大量の酸素が必要です。ダイエットに長時間の運動が必要なのは酸素が必要だからと覚えておきましょう🎶

 

eのATP-CP系はホスファゲン機構と同じなので、説明は割愛いたします!

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は私たちを動かす「エネルギー」の世界についての内容でした!

エネルギーは肉眼では見えないもののため、苦手な方も多いかもしれません!

しかし何度も文章や図に目を通すうちに全体像が見えてきますので、諦めないでくださいね♫

最後までありがとうございました^^ 次回もお楽しみに

 

 

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