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2018.11.18NSCA-CPT対策

NSCA対策〜基礎理論(解剖・生理学)〜

こんにちは!

ASPIトレーナースクールです!

 

 

本日は、

〈基礎理論(解剖、生理学)〉ローイングマシンについて

の問題および解説です。

 

 

問題:ローイングマシンの主働筋として当てはまるものはどれか?(2014年春)

A:上腕三頭筋

B:脊柱起立筋

C:僧帽筋上部

D:菱形筋

 

AD 菱形筋

 

 

解説

ローイングマシンというのは、肩甲骨内転の動作をトレーニングするものです。

 

 

ローイングは、「引く・引っ張る」動作のことを言います。

肩甲骨内転は、「肩甲骨を脊柱(背骨)の方へ寄せる」動作になります。

 

では、筋肉一つ一つの作用を確認して行きましょう!

 

 

A:上腕三頭筋

 

 

起始

肩甲骨関節下結節・上腕部付近部後面・上腕骨遠位部後面

停止

尺骨肘頭

についている筋肉です。

 

上腕三頭筋の主な動きは、

・肘関節の伸展・・・肘を伸ばす

・肩関節の伸展・・・腕を後ろへ振る

・肩関節の内転・・・腕を体の前へ振る

 

になります。

この中には、「肩甲骨内転」に関与するものはありませんね。

 

 

 

B:脊柱起立筋

 

 

この筋肉は、実は独立した筋肉ではないのです!

脊柱起立筋というのは、3種9つの筋肉から成り立つ長背筋群で、脊柱に平行に走る筋肉のことを言います。

・腸肋筋:頸腸肋筋・胸腸肋筋・腰腸肋筋

・最長筋:頭最長筋・頸最長筋・胸最長筋

・蕀筋:頭蕀筋・頸蕀筋・胸蕀筋

 

 

主な動きは、

運動動作においては体幹部の伸展(後屈)、及び側屈(横に倒す)させる作用があります。

この中にも、「肩甲骨内転」に関与するものはありませんね。

 

 

 

C:僧帽筋上部

 

 

起始

後頭骨上項線・外後頭隆起・項靭帯・第7頸椎棘突起

停止

鎖骨外側1/3・肩甲骨上角

についています。

 

 

僧帽筋上部の主な動きは、

・頚部の伸展・・・上を向く動作

・肩甲帯の挙上・・・肩甲骨を挙げる

・肩甲帯の内転・・・肩甲骨を寄せる

・肩甲骨の上方回線・・・肩甲骨を斜め上に傾ける

になります。

 

「肩甲骨内転動作」が入っていますね!

回答はこれで決まりかな。。。?

 

最後の筋肉の動作を確認してから、決めましょうか^ ^

 

 

 

D:菱形筋

 

 

この筋肉は、上部にある「小菱形筋」と下部にある「上菱形筋」の2つで構成され、僧帽筋に被われる薄い菱形の筋肉です。

 

どちらも頸椎・胸椎棘突起から、肩甲骨内側縁にかけてついている筋肉です。

 

 

菱形筋の主な動きは、

・肩甲骨内転・・・肩甲骨を寄せる

・肩甲骨下方回旋・・・肩甲骨を斜め下に傾ける

・肩甲骨挙上・・・肩甲骨を挙げる

下方回旋・挙上に関しては、関与はわずか。主は内転動作

 

僧帽筋上部よりも、菱形筋の方が「肩甲骨内転」に関しては関与が強いことがわかりますね!

 

 

以上のことから、回答はDと導き出せますね^ ^

 

いかがでしたか?

自力で解けたでしょうか?

今回は、肩甲骨内転についての問題でした。

選択肢を一つ一つ確認していくと、答えが自然と導き出せますので問題は丁寧に解いていきましょう^ ^

以上です!

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