現在パーソナルトレーナーとして働いている方や、これからパーソナルトレーナーになりたいと考えている方のなかには、年収1,000万円以上を目指したいと考えている方もいるでしょう。
この記事では、パーソナルトレーナーが年収1,000万円を稼げるのかについて解説しています。年収1,000万円稼ぐ方法や、将来性のあるトレーナーを目指す方法も解説するので、稼げるパーソナルトレーナーになりたい方は、ぜひ参考にしてください。
パーソナルトレーナーが年収1,000万円を稼ぐことは可能です。しかし、正社員や契約社員として年収1,000万円を目指すことはなかなか難しいでしょう。
年収1,000万円を目指すなら、ご自身でパーソナルジムを経営するか、フリーランスのパーソナルトレーナーとして働くか、いずれかの方法がおすすめです。
多くの顧客を獲得できれば、数に比例して収入を増やせます。顧客の満足度が高ければ、顧客一人あたりの単価も上げることができ、更に利益を出せるようになるでしょう。
正社員や契約社員で収入をアップしたい場合には、副業をおこなう方法もあります。
求人から算出したパーソナルトレーナーの平均賃金は、およそ350万円です。パーソナルトレーナーの年収は、日本の平均年収と比べるとやや低い傾向があります。
雇用形態によって収入に幅があることも特徴です。勤務先や働き方、スキルによって、年収が大きく変わる職業と考えましょう。
パーソナルトレーナーは、経験・実績・知識量の多さ、コミュニケーション能力の高さによって収入に大きく差が出る、実力主義の仕事といえます。パーソナルトレーナーになった後も、ご自身のトレーナーとしての価値を上げる努力が必要となるでしょう。
パーソナルトレーナーが、年収1,000万円を稼ぐ方法は以下になります。
ここからは、それぞれの方法について詳しく解説します。
パーソナルトレーナーで年収1,000万円稼ぐには、経験やスキルを身につける必要があります。パーソナルトレーナーは、実績や経験値の高さが収入に直結します。
多くの顧客に満足してもらい、多くのリピーターを得ることが重要です。顧客一人ひとりの悩みに寄り添い、目標の達成をしっかりサポートするためには、カウンセリングのスキルも必要となるでしょう。
トレーニングの指導だけでなく、適切な食事指導や生活指導ができると、パーソナルトレーナーとしての質が向上します。栄養学や解剖生理学の知識も習得していると良いでしょう。
また、ご自身がボディビルの大会に出て、結果を残すことも効果的です。目に見える実績で、顧客の信頼度を上げましょう。
多くの顧客の信頼を得るためには、トレーナーとしての実力がアピールできる資格の取得も有効です。もちろん資格取得のために習得した知識は、実践でも大きく役立つでしょう。
パーソナルトレーナーが取得すると良い、おすすめの資格は以下のとおりです。
| 名称 | 概要 |
|---|---|
| NSCA-CPT | 初心者から上級者まで、幅広い方へのトレーニング指導の知識が習得できる |
| NESTA-PFT | トレーニング知識のほかにコミュニケーションスキル・ビジネススキルが習得できる |
| JATI-ATI | 日本発祥で比較的新しいが、権威のある資格 |
| NASM-CPT | 独自のトレーニングシステムを組み込んでいるのが特徴で、習得しやすい人気のある資格 |
| NSCA-CSCS | アスリート・スポーツチームの指導者向けの資格で、難易度は高め |
資格取得は、トレーナーとしてのレベルアップに非常に有効です。しかし資格だけに頼らず、実践で経験を積むことも同じくらい大切であることを覚えておきましょう。
パーソナルトレーナーで年収1,000万円稼ぐには、集客力が必要です。高い技術やスキルがあっても、集客力がないと多くの人に存在を知ってもらうことは難しいでしょう。
集客力をつけるためには、集客・マーケティングの勉強が必要です。集客方法には、ウェブサイトやSNSの活用、地域の新聞やテレビ局からの発信などがあげられます。
セミナーやワークショップなどのイベントに参加し、オフラインでプロモーション活動をすることも有効です。
ライバルとの差別化を図るためには、ターゲットの絞り込みが重要です。顧客の持つ悩みや願望に標準を合わせたサービスを考え、積極的にアピールしましょう。
パーソナルトレーナーで年収1,000万円を稼ぎたいなら、個人事業主(フリーランス)のパーソナルトレーナーを目指しましょう。
正社員や契約社員の場合、年収1,000万円を稼ぐことはなかなか難しいですが、フリーランスのパーソナルトレーナーなら年収1,000万円を目指せます。
フリーランスなら、料金もサービスもご自身で決められます。トレーニング内容やコンセプトもご自身で決められるので、ご自身が理想とする活動を実現できるでしょう。一方で、仕事がなければ収入を得ることはできないため、経済的には不安定な側面があるといえるでしょう。
トレーニングスキルやコミュニケーション能力、集客力などのスキルが売上に直結するので、まずはパーソナルトレーナーに必要な知識を習得し、さまざまな経験を積んでから独立することをおすすめします。
ジムの経営は、パーソナルトレーナーで年収1,000万円稼ぐための有効な方法です。
パーソナルジムの経営者の平均年収に関する公式データはありませんが、年収は500万円ほどである場合が多いようです。ジムの経営状況によって開きがあると考えられるため、年収1,000万円以上を目指すことも十分可能といえるでしょう。
ただしパーソナルジムの開業には、物件取得費や内装費、設備費、人件費などさまざまな費用がかかります。経営を安定した軌道に乗せるまではさまざまな苦労があるでしょう。
しかし、集客方法や広告の出し方を練れば、安定した経営も期待できます。最初は、アパートや自宅を利用して、スモールスタートをするのも良い方法です。企業ブランドや経営のノウハウを得たい場合には、フランチャイズを検討するのも良いでしょう。
年収1,000万円を稼げる、将来性のあるパーソナルトレーナーを目指すには、以下の方法を選択すると良いでしょう。
ここからは、それぞれの方法を詳しく解説していきます。
パーソナルトレーナーを目指したい方は、トレーナー科のある専門学校やスポーツ系の学科のある大学に進学しましょう。
大学では、トレーナーだけでなくそれに関連するさまざまな知識を体系的に学べます。大学で得た知識は、トレーナーとしての活躍の幅を広げる材料となるかもしれません。
専門学校では、大学よりも短期で必要なカリキュラムを修了できます。また専門学校は、実習をメインにした実践的な授業を受けられるのが特徴です。大学と比べて学費が安い傾向にあることも重要なポイントといえるでしょう。
すでに社会人の方がパーソナルトレーナーを目指す場合は、専門学校や大学へ行くのは時間や金銭的な負担が大きいことから、トレーナー養成スクールに通うのがおすすめです。
トレーナー養成スクールは、専門学校や大学に通うよりも学費をおさえられます。また、パーソナルトレーナーに必要な資格を取得でき、スクールによっては就職支援なども期待できるでしょう。
時間に融通がききやすいので、仕事や子育てをしながらスクールに通うことも可能です。
専門学校・大学・トレーナー養成スクールに通うのが難しい方は、独学で資格を取得し、パーソナルトレーナーになる方法もあります。
パーソナルトレーナーになるのに特別な資格は必要ありませんが、就職や顧客の信頼を得るためには、資格を取得しておいたほうが有利です。
資格を取得すれば給与面で優遇されやすくなります。資格取得のための勉強で、トレーナーに必要な知識が身につくのも重要なポイントです。
一方で独学は、実技スキルを習得するのが難しい面があります。まずは未経験OKで求人を出しているジムを探し、実際に経験を積むのもひとつの方法です。
理学療法士は国家資格が必要な職業で、ケガや病気で障害をもった方に対し、身体の機能の回復や維持を支援する職業です。
また、柔道整復師になるにも国家資格が必要となります。柔道整復師とは、骨折・脱臼・捻挫などの治療を投薬や手術をおこなわず、おもに手技・包帯・テーピングを用いて治療をおこなう職業です。
理学療法士、柔道整復師のどちらも、それぞれの分野で活躍できます。しかし、パーソナルトレーナーになれば、一般的なトレーナーにはできない、より専門的な指導が可能となります。ほかと差別化ができれば、それがご自身の大きな強みとなるでしょう。
パーソナルトレーナーは年収が低めといわれていますが、技術やスキルを高めれば、十分高収入を狙えます。年収1,000万円以上稼ぎたいと考えるなら、経験・スキル・集客力を身につけたうえで、フリーランスやパーソナルジムの経営者を目指すと良いでしょう。
パーソナルトレーナーになりたい方は、専門学校・大学・トレーナー養成スクールに通って必要な技術やスキル、資格を取得するのがおすすめです。大変ではありますが、独学でパーソナルトレーナーについて学び、資格を取得する方法もあります。
理学療法士や柔道整復師の免許をもっている方がパーソナルトレーナーになれば、ほかのパーソナルトレーナーとの差別化ができ、より良い収入が期待できるでしょう。
ASPトレーナースクールは、パーソナルトレーナー専門の養成スクールです。
完全マンツーマンでパーソナルトレーナーに必要な知識を学べて、スキルアップに役立つ資格の取得も目指せます。生徒の8割以上はトレーナー未経験者なので、経験がない方でも安心して通えるでしょう。
更に、ASPトレーナースクールでは、受講者の皆さまの目的にあわせて選べる3つのコースをご用意しています。「ベーシックコース」「アドバンスコース」「マスターコース」の中からご自身に合ったコースをお選びください。
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