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2020.10.23NSCA-CPT対策

NSCA対策12章〜柔軟性、自重、スタビリティボール、エクササイズ〜

こんにちは!!!

 

ASPトレーナースクールです。

 

今回は、12章『スタビリティボール・エクササイズ』についての問題です。

問題:アスリートのストレングス&コンディショニングプログラムにスタビリティボール・トレーニングを取り入れた場合、得られる結果は次のどの組み合わせか?

Ⅰ:競技パフォーマンスへの転移の促進

Ⅱ:競技パフォーマンスへの僅かな転移

Ⅲ:コアの安定性の向上

Ⅳ:コアの安定性の低下

 

a. Ⅰ、Ⅱ

b. Ⅱ、Ⅲ

c. Ⅱ、Ⅳ

d. Ⅰ、Ⅳ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解答:b

 

《解説》

さて、スタビリティボール、つまりバランスボールでのエクササイズに関する問題は、テストでもよく出題されます。

今回はスタビリティボールエクササイズの効果などをご説明しながら、問題の解説を行っていこうと思います。

 

<スタビリティボール・エクササイズの長所>

・腹筋群の筋活動を増大させ、伝統的なエクササイズよりも安定筋の運動単位を多く動員し、コアの安定性を改善する

バランス、関節安定性、固有感覚および神経筋コントロールが改善され、その結果障傷害が減少する

・心拍数と酸素消費率が増加する

・妊婦の腹部筋力、安定性、バランス、姿勢、固有感覚及び柔軟性が向上する

 

 

<スタビリティボール・エクササイズの短所>

・スタビリティボールの使用によりコアの安定性が向上したことを確認した研究もあるが、競技パフォーマンスの改善は僅かだった

・トレーニング経験のあるクライアントは、不安定な状況下で、筋力増加に必要な強度のトレーニングを行うことは出来ない

・スポーツパフォーマンスはスタビリティボール上で行うエクササイズよりも安定した場所で行うフリーウェイトによって一層向上すると思われる

 

ポイントとして、スタビリティボールエクササイズは固有感覚への刺激が強くなるため、ランス感覚や体幹安定筋の活性は高める事ができるものの、競技パフォーマンスのトレーニング効果の転移としては僅かだということです。

実際、競泳選手やランナーにスタビリティボールエクササイズを実施させたところ、コアの安定性は改善したものの、タイム向上やランニングパフォーマンス、姿勢の向上に関して優位な改善はもたらさなかったという研究報告もございます。

しかし、サーフィンやホッケーなど常に不安定な状態での力発揮を伴うスポーツについてはパフォーマンスの転移がより起きると考えられています。

 

全般的なスポーツパフォーマンス向上という観点においては、フリーウェイトを取り入れることが勧められています。

フリーウェイトにおいては、両側性だけでなく一側性のダンベルトレーニングを行うことで不安定性を高めたり、体幹安定筋群の活性を促すことができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上記の点を踏まえて今回の問題を見ていきましょう!!

 

Ⅰ:競技パフォーマンスへの転移の促進

Ⅱ:競技パフォーマンスへの僅かな転移

スタビリティボールエクササイズの競技パフォーマンスへの転移は僅か、或いは変化なしというのが現時点での研究結果では有力なので、Ⅱが正解となります。

 

Ⅲ:コアの安定性の向上

Ⅳ:コアの安定性の低下

→スタビリティボールエクササイズによる体幹安定筋群の活性化、コアの安定性向上は認められていますので、Ⅲが正解となります。

 

上記より、正解はb(Ⅱ、Ⅲ)となります!!

 

いかがでしたか??

今回は12章、『スタビリティボールエクササイズ』から解説をさせていただきました。

スタビリティボールエクササイズの効果の把握はもちろん、エクササイズについての問題も出たりしますので、

普段のトレーニングにもスタビリティボールエクササイズを取り入れてみましょう!

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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