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皆様こんにちは!

ASPトレーナースクールの若原です!

最近は夏の熱さも落ち着き、秋らしく涼しい気候となってきましたね♪

トレーニングもしやすい温度になってきて、まさに運動の秋!ということで、今回は基礎知識から短期長期トレーニング効果に関する問題を出題させていただきます!

 

問題:大学生バレーボール選手が一年間レジスタンストレーニングを実施した。肥大した筋繊維はどれか?

a 速筋線維

b 遅筋線維

c 両方

答え:c 両方

解説

トレーニングの長期的効果による結果として、速筋繊維と遅筋線維の両方が肥大します!

遅筋は肥大しないと勘違いしやすいですが、実はしっかり肥大します。

トレーニングを続けていると、ミトコンドリアや毛細血管の発達が促され、さらに疲労物質の蓄積や筋細胞内環境の変化が起こります。

そして、トレーニングにおける物理的刺激で速筋が発達するのに加え、化学的刺激が加わって遅筋繊維も発達するという効果があるからです。

今回の問題でいうと、「一年間レジスタンストレーニングを実施した」と出題されていますね。

これはトレーニングを続けた結果の反応です。トレーニングを続けている状態の反応を長期的効果と言います。

 

短期的効果・長期的効果

まず前提として、「短期的効果」「長期的効果」の意味をご説明します。

これを理解する事が問題を解く際、非常に重要となります!

短期的効果トレーニング中、あるいは直後に神経系・筋肉系・内分泌系で起こる短期的な変化

長期的効果トレーニングを続けた結果起こる身体と機能の長期的な変化

 

レジスタンストレーニングの短期的効果・長期的効果

レジスタンストレーニングの短期的効果と長期的効果特に重要なポイントを抜粋して説明させていただきます。

 

【レジスタンストレーニング短期的効果】

〜筋肉の変化〜

・ATP濃度:変化なし、またわずかに減少

・CP濃度:減少

・グリコーゲン濃度:減少

→どれもエネルギーの事を示していますね。これはまさにレジスタンストレーニングをしている最中や直後はエネルギーを使った状態なので、エネルギーの濃度が減少している事を表しています。

 

〜内分泌系の変化〜

・エピネフリン濃度:増加

・コルチゾール濃度:増加

・テストステロン濃度:増加

・成長ホルモン濃度:増加

→エピネフリンはアドレナリンの事で興奮状態の事ですね。コルチゾールはストレスホルモンの一種で筋肉に負荷をかけている分ストレスホルモンが発生しています。しかし、男性ホルモンの一種であるテストステロンや成長ホルモンも分泌されているので、筋肉の成長に影響を与えていますね。

 

【レジスタンストレーニング長期効果】

〜筋のパフォーマンス〜

・筋力:増加

・筋持久力:増加

・筋パワー:増加

→これはイメージ通りですね。続けると筋肉が強くなる訳です!

 

〜筋の基質〜

・ATP濃度:増加する可能性大

・ATPの絶対量:増加

・CP濃度:増加する可能性大

・CPの絶対量:増加

・エクササイズ中のATPとCPの変化:減少

・エクササイズ中の乳酸の増加:減少

→エネルギーの絶対量が増え、乳酸の増加も減少しトレーニングしやすくなっている状態が分かります!

 

〜筋繊維の特徴〜

・タイプⅠ横断面積:増加<タイプⅡ

・タイプⅡ横断面積:増加>タイプⅠ

・タイプⅡaの割合:増加

・タイプⅡxの割合:減少

・タイプⅠの割合:変化なし

→今回の問題はこの部分ですね。「タイプⅠ=遅筋、タイプⅡ=速筋」です。タイプⅡの方が増加率が高いですが、タイプⅠも増加(肥大)しているため、この部分で理解を深めていただければ嬉しいです。

 

〜その他ポイント〜

体脂肪率:減少する可能性大

共収縮:減少

→トレーニングを行うと筋肉量が増え基礎代謝アップに繋がるので、体脂肪減少に貢献します。また、共収縮とはいわゆる力みの事ですね。最初は主働筋以外も力んでしまいがちですが、継続する事で主働筋のみ意識して効かせられるようになっていきます!

最後に

短期長期トレーニング効果は、トレーニングをされている方は体感している効果が多々あったと思います。

今回の投稿で理解が深まる部分があれば嬉しく思います!

また、基礎知識を理解する事で応用された問題に対応できますので、しっかり復習を行い理解を深めていきましょう!

本日は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました♪

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