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2020.03.08NSCA-CPT対策

第21章 整形外科的疾患や傷害を有するクライアントとリハビリテーション

こんにちは!

ASPトレーナースクールです!

 

本日は

第21章 整形外科的疾患や傷害を有するクライアントとリハビリテーション

についての問題および解説です! 

 

 

 

問題:

レクリエーションレベルのソフトボールに参加する女性クライアントが、かつて肩関節を脱臼したことがあると言う。

このクライアントに最も適したエクササイズはどれか?

 

  1. ローテーターカフの強化

  2. プッシュアップ

  3. ビハインド·ネックラットプルダウン

  4. オーバーヘッドプレス

 

アイキャッチ

 

正解は・・・

 

  1.  ローテーターカフの強化

 

それでは解説をしていきましょう!

 

解説

このクライアントは脱臼したことがありますので、

「肩(肩甲上腕関節)の不安定性があるクライアント」であるといえます。

 

NSCAでは、肩に不安定性を持つクライアントの禁忌となる動作や、それに対するエクササイズのガイドラインを定めていますので、それらについて、これから確認していきましょう。

 

■禁忌となる動作

 

肩に不安定性を持つクライアントについて、「肩を 90°以上に外転し、かつ肩よりも後方に腕や手を動かす動作(すなわち、前額面上に約90°挙上)」は再脱臼を招くかもしれないため危険であるとされています。

禁忌となる動作のガイドラインはそれぞれ下記で定められています。

 

前方: 90°以上の外転を伴う外旋、水平伸展

後方: 内旋、水平屈曲、屈曲の組み合わせ

下方: 完全挙上、腕を体側に下ろした状態

 

■禁忌となるエクササイズ

 

さて、次に禁忌となるエクササイズについては下記のとおりとされています。

 

・ベンチプレス

・ペックデック

・プッシュアップ

・ビハインドネック・ラットプルダウンとビハインドネック・ショルダープレス

 

なおこれらは、特定のクライアントにとって禁忌にならないかの判断は医療専門職に相談する必要があります。

 

上記から、今回の問題の選択肢である、

b, プッシュアップ

c, ビハインドネック・ラットプルダウン

については不正解ということがわかりますね。

 

また、

d, オーバーヘッドプレス

についても

「肩を 90°以上に外転し、かつ肩よりも後方に腕や手を動かす動作」ですので不正解です。

 

それでは、肩に不安定性を持つクライアントについてはどのようなエクササイズを行えばよいのかを見ていきましょう。

 

■動作とエクササイズのガイドライン

 

肩のエクササイズに対するこれらの基準では、肩の外転を 90°より下方で、かつ身体の前額面より前方で腕を動かすように記された安全域の使用を指導しています。

 

■適用となるエクササイズ

 

肩不安定性のあるクライアントは、保守的なエクササイズというアプローチか手術、治療というアプローチを行います。

適用となるエクササイズガイドラインは次のとおりに定められています。

 

・ローテーターカフの強化エクササイズ、痛みを伴わないエクササイズ

・肩甲帯の強化エクササイズ

・スタビライゼーション: 静的エクササイズから動的エクササイズへ

 

上記により、今回の問題の正解は

a,ローテーターカフの強化

であるということがはっきりとわかったかと思います。

 

まとめ

 

いかかがでしたでしょうか?

21章の問題はテストには出にくいところではありますが、 パーソナルトレーナーは傷害の経験や手術を受けた経験のあるクライアントにもトレーニング指導をすることがあります。

正しい知識を身に着け、安全で適切なエクササイズプログラムを提供することが必要ですね。

 

今回はここまで!

次回の投稿をお楽しみに♪

 

 

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