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2024.02.04コラム

ベンチプレスの世界記録は?男女別、体重別の世界記録と歴史を紹介

 

ベンチプレスとは、持ち上げるバーの重量を競う競技です。

専用のウエアを着用する「フルギア」と、ウエアを着用しない「ノーギア」にわかれていることが特徴です。そのほかに年齢や体重でも階級がわかれています。

この記事では、ベンチプレスのルールや世界記録、歴史を解説します。ベンチプレスに興味がある方や、ベンチプレスの指導に興味がある方はぜひ参考にしてください。

 

ベンチプレスとは?

ベンチプレスは、スクワットとベンチプレス、デッドリフトの3種目の合計重量を競う競技である、パワーリフティングの種目のひとつです。ベンチプレス専用の台に仰向けに寝て、胸の上でバーを持ち上げます。そして、まっすぐ腕を伸ばしてバーを持ち上げられているかを判定する競技です。

また、競技ではなく、筋トレの一環としてベンチプレスをおこなう方も多いです。

 

ベンチプレスのルール

競技のベンチプレスにはルールがあります。ベンチプレスは「フルギア」と「ノーギア」にわかれており、それぞれについては以下で詳しく解説しますが、「フルギア」と「ノーギア」に共通する判定基準は以下のとおりです。

 

  • 胸の上でバーが止まっていること
  • 多少の傾きは問題ないものの、基本的にはバーが傾いていないこと
  • 持ち上げたときに、バーが下がってこないこと
  • 最後には肘が伸び切っていること
  • 足の位置がずれていないこと

 

フルギアのルール

ベンチプレスの「フルギア」とは、ベンチプレス競技専用のウエアを着用しておこなう競技のことです。ベンチプレス競技専用のウエアはベンチプレスシャツやベンチシャツ、ベンチスーツとも呼ばれます。

ウエアには、より重たいバーを持ち上げるために、硬い生地でバーを持ち上げるサポート効果があります。一人では着脱できないほどの硬さで、着用にはサポートが必要です。そして、硬い生地で腕の位置もほぼ固定されるため、初心者では扱いにくく、筋力やテクニックを必要とします。

そして、フルギアとノーギアを比べた場合には、ウエアの効果からフルギアの方が高重量を扱えます。

 

ノーギアのルール

ベンチプレスの「ノーギア」とは、ベンチプレス専用のウエアを着用せずにおこなう競技のことです。普段の服装でバーを持ち上げるため、フルギアよりも持ち上げる重量は軽くなります。

しかし、初心者でも比較的挑戦しやすいのはノーギアです。パーソナルジムなどでのトレーニングでおこなうベンチプレスも、専用のウエアを着用していないため、ノーギアの一種であるといえます。

 

【男子】ベンチプレスの世界記録

男子のベンチプレス競技の世界記録を、フルギアとノーギアにわけて紹介します。ここでは満14歳以上の「一般」区分での世界記録を紹介します。

 

男子のフルギアの世界記録

男子のフルギアの世界記録は、以下の表のとおりです。

 階級 名前 チーム(国) 記録 記録樹立年
-59㎏級 フェドシエンコセルゲイ ロシア 205.5㎏ 2018年
-66kg級 Hsieh Tsung-Ting 台湾 221.5㎏ 2018年
-74kg級 大谷 憲弘 日本 292.5㎏ 2018年
-83kg級 Musiienko Kostiantyn ウクライナ 292.5㎏ 2018年
-93㎏級 Musiienko Kostiantyn ウクライナ 320.5㎏ 2019年
-105㎏級 Leskovets Viktor ウクライナ 324.0㎏ 2018年
-120㎏級 イエーガーケビン ドイツ 356.0㎏ 2016年
120 + kg級 サムナーブレイン アメリカ 425.5㎏ 2019年

 

男子のノーギアの世界記録 

男子のノーギアの世界記録は、以下の表のとおりです。

 階級 名前 チーム(国) 記録 記録樹立年
-59㎏級 フェドシエンコセルゲイ ロシア 171.0㎏ 2016年
-66kg級 ベルグルンドエディ スウェーデン 213.5㎏ 2018年
-74kg級 児玉 大紀 日本 211.5㎏ 2017年
-83kg級 ハバードオーウェン グレートブリテン 218.5㎏ 2019年
-93㎏級 Cieri Dennis アメリカ 232.5㎏ 2012年
-105㎏級 ピゴットバリー アイルランド 230.5㎏ 2018年
-120㎏級 コーネリアスデニス アメリカ 253.0㎏ 2016年
120 + kg級 Boughalem Ilyas アルジェリア 291.0㎏ 2019年

 

【女子】ベンチプレスの世界記録

次に、女子のベンチプレス競技の世界記録を、フルギアとノーギアにわけて紹介します。ここで紹介するのは満14歳以上の「一般」区分です。また、男子と女子では階級である体重による区分が異なります。

そして記録を見ると、女子は男子に比べると持ち上げる重量が減るものの、かなりの重量を持ち上げていることがわかります。

 

女子のフルギアの世界記録

女子のフルギアの世界記録は、以下の表のとおりです。

 階級 名前 チーム(国) 記録 記録樹立年
-47㎏級 ウィダリウィダリ インドネシア 141.0㎏ 2018年
-52kg級 Sitdikova Aigul ロシア 160.5㎏ 2019年
-57kg級 Bueno Erica ブラジル 155.5㎏ 2019年
-63kg級 Soloviova Larysa ウクライナ 181.5㎏ 2019年
-69kg級 メドベデバユリア ロシア 177.5㎏ 2015年
-76㎏級 Stinn Rhaea カナダ 186.0㎏ 2018年
-84㎏級 Stinn Rhaea カナダ 212.5㎏ 2019年
84 + kg級 ハグダルヒルデボルグ ノルウェー 227.0㎏ 2014年

 

女子のノーギアの世界記録 

女子のノーギアの世界記録は、以下の表のとおりです。

 階級 名前 チーム(国) 記録 記録樹立年
-47㎏級 ランタラハンナ フィンランド 95.5㎏ 2017年
-52kg級 Tsiode Febrose ナウル 110.5㎏ 2017年
-57kg級 ベルグルンドドナ スウェーデン 120.5㎏ 2019年
-63kg級 トンプソンジェニファー アメリカ 142.5㎏ 2018年
-69kg級 トンプソンジェニファー アメリカ 144.0㎏ 2017年
-76㎏級 世界標準記録 135.0㎏
-84㎏級 メロダニエラ アメリカ 137.0㎏ 2019年
84 + kg級 ブラウンボニカ アメリカ 151.5㎏ 2018年

 

ベンチプレス世界記録の歴史

ベンチプレスは、もともと競技や筋トレ目的ではなく、イギリスの病院でリハビリのために始まりました。第二次世界大戦で負傷した兵士の上半身のリハビリのためです。

当初はリハビリ目的だったものの、徐々に持ち上げる重量を競うようになったことが、ベンチプレス競技の始まりといわれています。

ベンチプレスの歴史や世界記録の更新の歴史を、以下の表で紹介します。

 年代 名前(出身国) 記録 補足
1898年 ジョージ・ハッケンシュミット(ロシア) 164.0㎏ 最古の記録で、当時はウエアもないためノーギアと思われる
1950年代 ダグ・ヘップバーン(カナダ) 227.27㎏ 初めて200㎏台を持ち上げた
1964年 東京パラリンピックで、パワーリフティングが初採用
1980年代 ビル・カズマイアー(アメリカ) 300.0㎏ 初めて300㎏台を持ち上げた

 

ベンチプレスで良い記録を出すには正しい知識を身につけることが大切

 

ベンチプレスで目標とする記録を出すためには、日々の正しいトレーニングが大切です。正しい方法を理解せずに、やみくもに練習するだけでは、良い記録を出すことは難しいでしょう。

ベンチプレスが好きで極めたい方や、好きなトレーニングを仕事に活かしたいとお考えの方は、知識を身につけて資格を取得するのもおすすめです。

仕事に活かしたい場合は、パーソナルトレーナーを目指してみてはいかがでしょうか。興味のある方は、以下で紹介するASPトレーナースクールの無料体験授業の受講を検討してください。

 

まとめ

この記事では、ベンチプレスのルールや世界記録、歴史を紹介しました。

ベンチプレスは持ち上げるバーの重量を競う競技で、専用のウエアを着用する「フルギア」と、ウエアを着用しない「ノーギア」にわかれています。また、年齢や体重でも区分や階級が異なります。

専用のウエアを着用しない「ノーギア」部門の世界記録は、男子では200kg前後、女子では150㎏前後と、かなりの重量を持ち上げていることがわかりました。

普段の筋トレは「ノーギア」に属することから、目標を決めて取り組んではいかがでしょうか。

 

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