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2021.02.11NSCA-CPT対策

NSCA対策18章〜妊娠中のクライアント〜

みなさんこんにちは!
ASPトレーナースクールの薄井です。

今日は、NSCA試験によく出題される18章から妊娠中のクライアントについてお話しします。

運動のメリット

妊娠中の運動には以下のようなメリットがあると考えられています。

・母体の体力向上
・腰痛の緩和や便秘予防
・体重のコントロールがしやすくなる
・妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群、帝王切開などのリスクの軽減
・ストレス発散
・産後の体力回復を早める

妊娠中に運動することでたくさんのメリットがあるのがわかりましたが、いくら運動そのものに良い影響があるとはいえ、自身と胎児にもしものことがあっては…と不安に思って踏み出せない人もいるのではないでしょうか。

問題:妊娠中のクライアントについて、バルサルバ法が禁忌となるのはいつからか?

1.妊娠した時点から
2.妊娠4週以降
3.妊娠第一期を過ぎた時点から
4.妊娠第二期を過ぎた時点から

回答:1.妊娠した時点から

バルサルバ法とは

いきむ動作で呼吸がとまり、筋緊張が起こることで普段より筋力が発揮できる生理的な現象です
NSCAでは、構造的エクササイズ(ストラクチュアルエクササイズ)で使用します!
体幹の安定性を高め、力強くトレーニングをする為の手法です!

この手法ですが妊娠中のクライアントに対しては、急激な血圧上昇や失神のリスクが存在し危険なトレーニングになってしまします。

妊娠中のクライアントの、血圧上昇には赤ちゃんへの影響やお母さんへの影響と2種類存在します。

赤ちゃんへの影響

・胎児発育不全(赤ちゃんの発育が悪くなる)
・常位胎盤早期剥離(出産の前に胎盤が子宮の壁からはがれて赤ちゃんに酸素が届かなくなる)
・胎児機能不全(赤ちゃんの状態が悪くなる)
・いずれの場合も(最悪の場合)胎児死亡の可能性があります

お母さんへの影響

・血圧上昇、蛋白尿、むくみ
・けいれん発作(子癇)
・脳出血
・肝臓や腎臓の機能障害
・HELLP症候群(肝機能の障害と溶血という血液の障害)

その他妊娠中のクライアントへの注意点​

・体型の変化に伴いバランス能力低下する為、6ヶ月目以降のトレーニングはマシン中心に行う

・結合組織が緩み、関節が弛緩し不安定になる為、跳躍急激方向転換避ける

転倒可能性腹部への衝撃があるエクササイズは避ける​​

安全第一(運動プログラム開始時には医療機関への相談必須)

・一般クライアントのレジスタンス指導の理論を当てはめるのでは無く、RPE(主観的運動強度)による

指導が推奨されている

・妊娠3ヶ月目以降は、仰向けのエクササイズを避ける

うつ伏せのエクササイズは、妊娠発覚直後から避ける

など気をつけなければならない内容がたくさんありますね!だからこそ、専門知識が必要です。

きちんとした知識を身につけ、より安全かつ効果的にトレーニングを提供しましょう!

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

次回の投稿もお楽しみに!!!

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