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2024.01.14コラム

スポーツ関係の資格を職業別に紹介!おすすめの取得方法も解説

 

将来スポーツ関係の仕事に就きたい方や、あるいはすでに携わっている方なら、資格を取得しておくのがおすすめです。

スポーツの分野には資格を持たなくても働ける仕事は多くありますが、資格を得ると仕事の幅を広げられる可能性があります。

しかし、スポーツに関わる仕事に役立つ資格にはさまざまなジャンルが存在します。内容を見極めてご自身の理想にあった資格を選ぶことが大切です。

この記事では、スポーツに関わるおもな資格を「なりたい職業別」にわかりやすく紹介します。更に、資格取得におすすめの勉強法もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

スポーツ関係の仕事に資格は必要?

スポーツ関係の仕事に就くために必須とされる資格は、基本的には存在しません。

たとえば、スポーツジムやフィットネスクラブなどで働く「トレーナー」は広く知られる職業のひとつです。しかし、「トレーナー」になるために必要な資格はなく、資格がなくても仕事に就くことは可能です。

ただし、資格があれば身につけた専門的な知識やスキルを活用して仕事に臨めるでしょう。まわりから高い信頼を得られる可能性も高くなり、さらなる活躍が期待できます。

また、医療的なケアやサポートをする職業など、仕事によっては国家資格の取得をしなければならない場合もあります。

 

スポーツトレーナーの資格

スポーツトレーナーとは、アスリートをはじめ、運動する方のコンディションを整えるため多方面からサポートする仕事です。

スポーツ医学や運動科学など体のしくみ、ケガの予防やケア、個別のトレーニングプランの計画や提案をおこなえる専門的な知識が求められます。

国家資格はありませんが、民間資格にはトレーナーの能力を認証する資格がいくつかあり、なかでも認知度が高いのは次の4つです。

 

  • 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(AT)
  • ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会認定アスレチック・トレーナー(JATAC-ATC)
  • 全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
  • 全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定パーソナルトレーナー(NESTA-PFT)

 

ひとつずつ順番に見ていきましょう。

 

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(AT) 

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(AT)は、日本スポーツ協会(JSPO)が発行する民間資格です。日本のスポーツトレーナー資格の中ではとくに認知されていますが、合格率30%前後と難易度が高めです。

資格取得には、JSPOの指定する計750時間の講習会の受講と、実技試験を含めた検定試験の通過が必要となっています。

 

ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会認定アスレチック・トレーナー(JATAC-ATC)

ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会認定アスレチック・トレーナー(JATAC-ATC)は登録制の資格です。

柔道整復師、理学療法士、栄養士などの資格を有している、JATACによる研修会や通信講座でスポーツ科学分野の単位(69単位)を取得するなど、一定の資格要件を満たせば登録できます。

 

全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)

アメリカに本部を置くNSCAの発行する資格のひとつです。国際的に信頼性の高い資格で、健康の維持や体力向上に役立つ専門的な知識やスキルを証明します。

試験の合格だけではなく、NSCAジャパン会員になる、心肺蘇生法の講習を受けるなどの認定要件があります。

 

全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定パーソナルトレーナー(NESTA-PFT)

全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会パーソナルトレーナー(NESTA-PFT)は、フィットネスや健康増進につながる専門的な知識から、ビジネスとして必要となる管理業務や接客マナー、マーケティングまで、トレーナーに必要な資質を持つことを証明する資格です。

8時間の講習受講と試験合格が認定の条件です。有効期間は4年ですが、期間内に継続教育プログラムで単位を取得すれば資格を更新できます。

 

スポーツのコンディショニングトレーナーの資格

コンディショニングトレーナーとは、おもにアスリートの体調管理やコントロールを支援する仕事です。フィジカルだけではなくメンタルのコンディションも整える必要性から、幅広い知識が求められます。

資格取得は必須ではありませんが、民間資格や国家資格の中に、コンディショニングトレーナーの仕事に役立つものがあります。

 

  • NCA認定プロフェッショナルコンディショニングトレーナー(PCT)
  • ACCA公認アスレティックコンディショニングコーチ
  • 理学療法士
  • 柔道整復師

 

順番に確認しましょう。

 

NCA認定プロフェッショナルコンディショニングトレーナー(PCT)

NCA(日本コンディショナル協会)による認定資格のひとつです。NCAの開催する数日の講座受講によって会員資格を取得できます。

PCTは最上位の資格で、NCAのコンディショニングインストラクター(CI)の認定会員、もしくは一定のトレーナー資格の所有者からスタートし、ジュニアコンディショニングトレーナー(JCT)、コンディショニングトレーナー(CT)を経て認定されます。

 

ACCA公認アスレティックコンディショニングコーチ

ACCA(アスレティックコンディショニングコーチズ協会)が認定する資格です。筋力アップやストレッチなどの身体面から、スポーツ栄養学、メンタルトレーニングまでを網羅した講座を受講すれば取得できます。

また、更に高度な知識やスキルを身につけられる上位資格もあります。上位資格を取得するには、心肺蘇生法のマスターや認定試験の合格などが必要です。

 

理学療法士

国家資格のひとつで、運動療法や物理療法により人間の運動機能をサポートする理学療法の専門職です。専門学校や大学などの養成校で3~4年かけて知識とスキルを身につけたあと、国家試験に合格すると国から免許を付与されます。

資格の更新期間は5年です。取得後は更に専門性の高い登録理学療法士、専門理学療法士を目指すこともできます。

 

柔道整復師

リハビリテーションの場や整骨院などで活躍する柔道整復師は、骨折や脱臼、ねんざなど、おもにケガを治す知識やスキルを証明する国家資格です。最低でも3年以上、養成校として認定を受けた学校で必須単位を履修したのち、国家試験を受験します。

手術や薬に頼らず、人間が本来持つ自然治癒力を高める手技が特徴で、テーピングによる患部の固定、リハビリに役立つストレッチなどの実践に適しています。

 

スポーツインストラクターの資格

 

スポーツインストラクターとは、スポーツジムなどの施設に通う利用者に対して、正しい運動法やトレーニング法を指導する仕事です。安全かつ実践的な指導スキルが身につく資格のため役立ちます。

スポーツインストラクターの仕事に役立つ資格には、「健康運動指導士(厚生大臣認定)」があります。

 

健康運動指導士(厚生労働大臣認定)

厚生労働大臣の認定資格で、取得すると、個々の状況に応じた効果的なトレーニングプログラムの作成、実践的な指導をおこなえることを認定されます。

養成講習会を受講もしくは養成校で講座を履修のうえ、認定試験に合格する必要があります。

運動指導に携わりたい方にとって、基礎となる資格といえるでしょう。

 

スポーツ審判員の資格

特定のスポーツに関わる予定があるなら、ルールを熟知し、公正に審判できる知識を持つスポーツ審判員の資格がおすすめです。

スポーツ審判員の仕事に必要な資格は、以下のようなものがあります。

 

  • サッカー審判員
  • 野球審判員
  • バスケットボール審判員

 

それぞれ詳しく解説します。

 

サッカー審判員

サッカー審判員の資格があれば、サッカーやフットサル、ビーチサッカーの審判ができます。ベーシックな4級審判員は、都道府県サッカー協会の講習会を受講すれば認定を受けられます。認定期間は毎年3月31日までです。

3級より上位の審判員には、選手と共にフィールドを走れる体力や実技も問われます。

 

野球審判員

野球審判員にはアマチュア野球公認審判員とプロ野球審判員があります。

2015年に制度化されたアマチュア野球公認審判員は3級が講習受講で、2級からは公認審判員昇級認定試験の合格で資格取得ができます。

プロ野球審判員は一般公募もしくは紹介制です。一般公募では、7日間の講習で高い評価を受けた方がプロ野球のキャンプへの参加を通じて、審判員としての適性を判断されます。

 

バスケットボール審判員

バスケットボール審判員の資格取得はアマチュア野球とルールが似ています。基本となるE級ライセンスはオンライン講習の受講で、上位の資格は実技を含む審査会を経て取得となり、各都道府県に登録されます。

E級ライセンスは基本的なルールから学べるため、バスケットボール初心者にもおすすめです。

 

スポーツ選手の栄養管理に必要な資格

スポーツ選手が能力を発揮できるように、食事や栄養バランスの部分でサポートするのが栄養管理の仕事です。

スポーツ選手の栄養管理に役立つ資格には、以下のようなものがあります。

 

  • 公認スポーツ栄養士(公益社団法人日本栄養士会・公益財団法人日本スポーツ協会の共同認定)
  • JFSCA認定スポーツフードマイスター資格試験
  • JIA認定アスリート栄養食インストラクター

 

ひとつずつ順番に解説します。

 

公認スポーツ栄養士(公益社団法人日本栄養士会・公益財団法人日本スポーツ協会の共同認定)

公認スポーツ栄養士は、アスリートが食事や栄養バランスの管理能力を高められるように、環境整備や支援をおこなうスポーツ栄養のスペシャリスト資格です。

講習の受講で得られる資格ですが、満22歳以上の管理栄養士であるなど、受講要件のハードルは高めです。

 

JFSCA認定スポーツフードマイスター

アスリートごとの運動能力などにあわせて、スポーツ栄養にもとづいた日々のレシピ作りなどの知識を求められるのが、スポーツフードマイスターです。

誰でもチャレンジできる資格で、在宅受験も可能です。

 

JIA認定アスリート栄養食インストラクター

競技によって異なる体作りをサポートするための知識を備えたのが、アスリート栄養食インストラクターです。

スポーツフードマイスターと同じく在宅受験が可能です。

 

スポーツドクターの資格

スポーツドクターはアスリートを専門とした医師で、選手の健康管理、スポーツ外傷の診断や予防などをおこないます。医師免許が必要なため、資格取得には医学部への進学など長期計画が必要です。

 

  • 日本スポーツ協会公認スポーツドクター
  • 日本医師会認定健康スポーツ医
  • 日本整形外科学会認定スポーツ医

 

日本スポーツ協会公認スポーツドクター

アスリートの健康管理やドクターの立場からのスポーツ活動のサポートなどをおこないます。

日本スポーツ協会の講習を受講したあと、審査によって資格が認定されます。ただし、講習は、医師免許取得後4年を経過し、日本スポーツ協会が認めた方のみの受講となります。

 

日本医師会認定健康スポーツ医

自治体と協力し合い、健康増進を目的とした活動をサポートする医師に与えられる資格です。一定時間の講習受講で日本医師会により付与されます。

ただし、スポーツドクターまたはスポーツ医の資格があれば、講習の受講を免除されます。

 

日本整形外科学会認定スポーツ医

整形外科専門医の資格を持つ方が、更にスポーツ医としての研修を受けると認められる資格です。スポーツを原因とするケガや障害の予防、治療の高度な知識を認定されます。

 

スポーツ関係の資格を取得するおすすめの方法

スポーツ関係の資格は、目指す資格によって取得条件や難易度が異なります。これまで得た知識や経験によっては独学での取得もできるでしょう。しかし、効率よく資格を取得したいなら、最新の動向を把握でき、専門的なカリキュラムを持つスクールの利用がおすすめです。

スポーツ関係の資格に強いスクールであれば、資格取得後の就職の相談にも乗ってもらえるなどのメリットもあります。

 

まとめ

スポーツの資格とひと口にいっても、どのような仕事に携わりたいかなど、希望によってさまざまな選択肢があります。また、資格がなくてもできる仕事は多いですが、資格を持つことで周囲から信頼を得られ、仕事の幅も広がるでしょう。

ご自身の夢を実現したいなら、スポーツの資格取得に向けて効率よく計画を立てて勉強するのがおすすめです。

将来はスポーツ関係の仕事に就きたい方や、あるいはすでに携わっている方は、必要に応じて資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。

 

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